ポリゴンカット装置とは、旋削による高能率な多角取りです。高速ポリゴンカッターにより良好な仕上げ面が得られる上、カッターの刃数により2面取り、4面取り、6面取りが出来ます。
ポリゴンカット装置の取付に関しましては、弊社営業所及び工場と十分な打ち合わせをして頂きます様、お願い申し上げます。
【 取付可能機種 】
※機種によっては、取付出来ない場合や、改造が必要な場合があります。
ポリゴンカット装置は古くからカム式自動盤や多軸自動旋盤に取り付けられて活用されてきましたが、NC旋盤では10年前位から取り付けることができるようになりました。構造的には簡単で、主軸に対して倍速(下記の様に回転比をプログラムで指定できますが大部分が倍速です)同方向に回転する工具主軸に取り付けたポリゴンカッターで主軸に取り付けたワークを横挽きするか切り込むかすれば、1本刃では2面取り、2本刃では4角取り、3本刃では6角取りが行えます。
図から判るように、すくい角0度のカッターとしたとき、切り込み初めの点ではかなりネガティブとなりますので、被削材はBsBMや快削アルミが中心となりますが、エンドミルによる切削面に比べ良好な挽目が得られます。
ポリゴンカットで加工された切削面は楕円曲線を作るためカッター径と切削平径とにもよりますが、実用的にはさほど問題がない数μm程度の凸面となります。
加工プログラムはシングルポイントの外径工具で加工する場合と同じですが、加工開始に先立ち、主軸が正回転で回転速度比が1:2であれば「G51.2P1Q2」の様にポリゴン加工の開始と回転速度比を指令します(シングルブロック指令)。
G51.2 でポリゴン加工の開始を、P1Q2 で正回転と回転速度比 1:2 を指定します。この回転速度比 1:2 の関係はポリゴン加工を「G50.2(又はG250)」ポリゴン加工キャンセル指令(シングルブロック指令)でキャンセルするまで持続され。キャンセルにより工具主軸は停止します。この時、「G28A0」主軸レファレンス点復帰指令(シングルブロック指令)が直前のブロックに指令されると主軸の1回転信号を検知して停止します。この指令により2回挽きの時に、主軸に対するポリゴンカッター軸の位相がずれません。
主軸が逆回転の場合は工具主軸も逆回転させる必要があります。この場合はQの値を負として「G51.2P1Q-2」の様に指令します。
※ポリゴンカットとリジットタップは同時選択はできませんのでご注意下さい。
■1枚刃による2面取り
■2枚刃による4面取り
■3枚刃による6面取り
[ プログラム例 ]